がらくた

双極性障害と、本と映画と、日常と、小説ポエム書いて非日常へと。

竜馬の妻とその夫と愛人 が 記憶にございません! よりも全然面白いじゃんって話【もちろんネタバレあり】

 

最初はちょっとダレていて、つまんないかなーと思えてきたのだが、中井貴一が取り乱して熱くなっている姿と、見事にやる気のないノリさんとの掛け合いが面白くて、思わず笑ってしまった。

 

鈴木京香はしぐさのひとつひとつが色っぽくて、役でもそうだったけれど、これぞ魔性の女という気がした。

龍馬の妻である誇りの高さと度胸の高さをすごく感じた。

江口洋介もカッコいいかと思いきや、どんどんカッコ悪くなる姿を作るのが上手いなと思った。

 

 

あやふやな記憶なのだが、最後のシーンはノリさんのアドリブで三谷幸喜が「俺が良いセリフを書いたようで嬉しい」って言ってたが、ネットで調べてもどこの部分か分からず、まさか、「俺生きてっから!」の部分がアドリブだったら、恐ろしいアドリブだなと思った。

そしてあのセリフになぜだか泣きそうになった。

セリフ自体は大したことを言っていないのに、言葉以外の伝わるものがあったのだと思う。

 

 

三谷幸喜脚本のちょっとしたトリックも結構面白くて好きだった。

ネットのレビューを見たら、評価はあまり良くはなかったが、「記憶にございません」が私の中ではあまりにも酷いと思ったので、すごくましに…見れました。

 

プライムビデオに入ってなくて、課金しちゃったけれど、価値はめちゃくちゃあります…。