色をなくした樹々と街は 冬の最中を思わせる 乾いた風は 低い斜陽を見上げれば 寂寥の太陽の燃えるさま 蝋梅はこんなにも強く咲いているのに 桜舞う待ち焦がれた春に涙を覚える 待っても、暗い闇に桜がひっそりと咲いている そこには誰も待っていない 暗くて…
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