がらくた

双極性障害と、本と映画と、日常と、小説ポエム書いて非日常へと。

2019-01-01から1年間の記事一覧

マーベロン暴走

すこぶるイライラしている…。 じゃあ、今、軽躁状態なんだし、早くジプレキサを飲めって話なんだけれど、怒りに任せてブログを書くことにした。 イライラしている原因は、お風呂から上がって体重を測ったら、人生の中で一番太っている体重を叩き出した。 恋…

躁転の仕事

10日ぶりにお仕事してきました。 クリスマスイブにふたりともやけにテンションの高い悲劇からの復活、とタイトルをつけたいぐらい盛り上がり過ごしたので、次の日に見事に躁転しました。 ずっと鬱状態だったので、躁に振り回されっぱなし。 昨日も自転車で…

【詩】おいかけっこ

おいかけてくるその匂い。良い匂いかはよく分からないけれど、好き。おいかけてくるその声。良い声なのかよく分からないけれど、しびれてしまう。おいかけてくるその顔。綺麗な顔なのかよく分からないけれえお、また見たい。おいかけてくる。その存在。いつ…

日々の汚れを落とす

今日は2週間ぶりにお仕事しました。 彼氏の家に4日もいて、悲惨な鬱からだいぶ脱出できました。 ただ、昨日は2時間おきに目が覚めてしまい、若干軽躁状態だと思うので、昨日大丈夫だろうと思って勝手に減薬していたジプレキサを元に戻そうかと…。 お仕事はい…

【詩】まだよく知らない君への手紙

いつもの帰り道見慣れた住宅街の風景いつも通りの変わらない寂しい夜 この間はその生贄になってくれて、ありがとう深夜のくたびれた間接照明の辛ろうじた暖色の光洗い過ぎて色褪せたTシャツ湿気でくねくねと曲がった前髪なにより、君は、初めて会う僕の手を…

【詩】蓮の花

ほしかったものを手にすると、不安になる願いが叶った代償とはこのことだろうか空を向いて浮いてしまったからには、沈むことは許されない 池の底で叶わない夢を 泥にたくさん沈めた仲間を蹴落として 見上げた 綺麗な空もう 不安しかないあとは枯れて沈むだけ…

【詩】20190526

湿気が高いせいで、肌にふれるもの全てがベタベタする。冷蔵庫の奥から賞味期限が1ヶ月も過ぎた魚の腐った臭いを嗅いでしまい、今でもその臭いが鼻にまとわりついて、吐き気がする。未練はないけれど、楽しかったことばかりが蘇って、もう戻れないんだなって…

【詩】Numb

人生の中でいちばん苦しかったときに聞いていた。 あのときは、今まで感じたことのない風が吹いていた。強風、ではなかった。空が曇り、風向きが変わった。風は少しだけ強かった。もっと強い風を感じていたから、立つのがやっとだったけれど、越えられる気が…

【詩】Wi-Fiと僕

いつだって君は来てくれない僕の問いかけに答えてはくれないそして 他の誰かのもとへそうさ 君は マドンナ みんなが呼んでいる必要とされている人が待っているいつだって君は来てくれない僕は君を探して 部屋を歩き回るそして 徒労に終わるそうさ 君は 見え…

【短編小説】みかにゃ豊作音頭

私はふるさとが嫌いだ。いや、ふるさとなんてないと言ったほうが、むしろすっきりする。 私が大学進学を機に東京へ上京するまでの18年間、その場所にいた。私は日本海の一年中荒い波と、快晴なんて滅多にない鉛色の空に囲まれた。その陰鬱な空気にぴったりの…

ボロ布

鬱があまりにも酷く、塞ぎ込む気持ちがずっと続いていたので、一人暮らしの家に来た。 12月にこの家をどうするか散々悩み、でも頭のどこかでもうこの家は手放そうと思っていたのに、結局手放せずにいた! やはり、この家は手放さないほうがいいのかもしれ…

良いほうの現実逃避

11月から続いていた鬱がまだ続いている。 11月に新しい病院に行き、私の双極性障害が1週間以内に躁と鬱が交互に入れ替わるとんだラピッドサイクルということで、デパケンが追加された。 なんとなく、ラピッドサイクルというものは良くない気がしていたが、…

婦人科あれこれ

今日は男子にはつまらないであろう、産婦人科に行った話と生理について書こうと思います。 そういえば、佐藤先生は昔から私の双極性障害は生理とも関係あると言っていたので、女子で双極性障害の人には何か関係があればと思う。 二週間前に産婦人科に行った…

歳相応の恰好という呪縛

歳相応の恰好をしなさい」とよく世間では言う。 しかし、私はこの言葉があまり好きではない。 いくつになっても好きな恰好をしてもいいじゃないかと思う。 だいぶ前にテレビで、フランスの70歳代の女性が真っ赤なミニスカートを履いていた映像を見た。 そ…

井上靖「夏花」を読んだ感想~戦争が日常だったころ

夏花 (集英社文庫) 作者: 井上靖 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2014/09/12 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る ネタバレしていますので、注意を。 この本を最初に読んだのは中学生ぐらいだった気がする。 去年も読んで、今月に入ってまた読…

PCの知識がないくせに、Windows XPのPCにWindows10を入れてみようとした結果…

なんだかタイトルがYouTubeみたいになってしまった。 それはさておき、新しい部屋はしばらく使っていなかったので、荒れ放題の部屋と化していた。そしてなおかつ、物置にもなっていた。 で、そこで見つけたのがコチラ。 ざん。 部屋がまだ掃除途中だったので…

君が出てきた夢と君がいない現実

先週の木曜日は一睡もしていなかった。 やっと2ヶ月に及ぶ鬱から脱出したかと思ったら、それからずっと、過眠と短眠を繰り返している。 昨日はやっと調子が良くなり、むしろ自分では躁になったのではないかと思ったが、睡眠がなかなか上手くいかない自分と、…

躁に何種類かある

新年を全く感じない正月が明けて、叔母にこのブログを母親にチクり、そのせいで父親の怒りを買ったり、ご飯が不味いと書いたのをご丁寧に読んだらしく料理を放棄されたり、とても大変だった。 こんなことになった私に対して叔母は満足しているのだろうか? …

吉村萬壱「ハリガネムシ」を読んだ感想〜エロとグロテスクがほしい人はおすすめ

ハリガネムシ (文春文庫) 作者: 吉村萬壱 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2006/08/03 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 15回 この商品を含むブログ (34件) を見る 井上靖ブームで、戦争体験した小説家にやたらと惹かれると書いたが、今回はどういうわ…

女の嫉妬

私はよく、男子だらけの場所に、ぽつんと紅一点でいることが多い。 逆ハーレムと言ったかんじだ。 どうも、女子の集団が昔から苦手で、性格が男子っぽいのか男子の集団のほうが落ち着く。 20歳前後のときは、なんだか自分がお姫様にでもなったような気持ちで…

そこに怒るか元日大生

アメフト問題よりも、こっちの事件のほうがなんだか日大生として恥ずかしいと思ってしまった。 で、なぜか理由を考えてみたのだが、アメフトは上のお偉いさん方が全面的に悪い印象で、生徒は悪くない。でもこっちは完全に生徒が悪いよね。元生徒だった身とし…

「なんで校則って守らなきゃいけないの!?」と聞かれたら。

私の高校は伊豆の田舎の私立学校だったが、校則が他校に比べて厳しかったと思う。 特に身だしなみ。 最近の若者は知らないと思うが、まだ私が高校生の時はルーズソックス終盤の世代で、今の高校生とは違って、化粧は大人っぽく見せようと厚化粧をしていたほ…

私は山の子

中学生のときは海が好きだった。 もちろん今も海は好きだ。 ただ、私の実家は中伊豆とあたるところで、山々に囲まれていて、そこに狩野川が流れている。 山々に囲まれた自分の実家、故郷がなんだか好きではなかった。 中学生のときの私は山々はなんだかとて…

安岡章太郎「文士の友情-吉岡淳之介のことなど」の感想

文士の友情: 吉行淳之介の事など (新潮文庫) 作者: 安岡章太郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2015/12/23 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (6件) を見る 中学生のころ、国語の時間で安岡章太郎の「サーカスの馬」という短編小説を読んで当時から衝撃…

鬱なのにジプレキサが効いた

前回も書いたように、30日から胃の痛みが続き、出会い系にまた走り出したりと、身体も心も最悪な状態だった。 mongumi.hatenadiary.jp 年明けの悪夢がずっとフラッシュバックしていた。 「いい歳なんだから空気を読め」という言葉がずっとフラッシュバックし…

愚か者に似合いの惨めな年越し

良いお年を。 なんて人には言ったものの、全然良い年を迎えられなかった。 結局、元日早々、鬱になってしまった。 今はとても寂しい気持ちで、誰かに「寂しい」と言いたい気分だ。 背中でも押されたらいつでも泣いてしまうのではないかと思う。 でも、こうな…