【詩】おいかけっこ
おいかけてくる
その匂い。良い匂いかはよく分からないけれど、好き。
おいかけてくる
その声。良い声なのかよく分からないけれど、しびれてしまう。
おいかけてくる
その顔。綺麗な顔なのかよく分からないけれえお、また見たい。
おいかけてくる。
その存在。いつまでも心の中にずっといるよ。
昼夜考えてしまうんだ。
そろそろ、どこかへ去ってとは思っても、求めている中毒性。
何もないように、のこのこと顔を出すんだろう。
つかまえたい
言わせてみたい
そんな願望もあった
でも、おいかけて、おいついたら、何をする?
何して遊ぶ?
おいついたら、もう遊ぶことないよ。
今度はそっちがおいかけるばん?
それはつまらない。
わがままでごめんね。
結局、おいかけっこしている今が楽しいのかもしれない。
意味のない、おいかけっこ
でも、遊んでないと、やることなくて、暇で死にそうじゃん。
おーい
あーそーぼー
今日もおいかけっこしよー?