がらくた

双極性障害と、本と映画と、日常と、小説ポエム書いて非日常へと。

ブラックレインの松田優作の「やべー奴、出てきた」感【ネタバレあり】

以下ネタバレ。

 

高倉健観たさに視聴。

どなたかのレビューでもありましたが、松田優作は出てきた瞬間から「やべーやつ、出てきた」感が半端なかったです。
松田優作は物語りの半ばまで、セリフがなかったような気がしますが、それであの存在感というか、不気味さはすごいです。
考えてみれば、松田優作の演技を観たのは初めてかも。

途中から舞台が日本になりますが、
まぁ、外国人監督の割にはめちゃくちゃヘンテコな日本にはなっていないけれど、どうしてクラブ(ディスコ?)の壁に「諸行無常」って書いてあるんだ!笑。とか、ちょいちょい変なところは出てきます。

オープニングから素敵だなと思ったら、なんと私の大好きな80年代に制作された映画。
車、ファッション、音楽……個人的には80年代は全部好きなので、観ていて楽しい。
かっこいいバイクやら車もたくさん出てくるので、観ているだけでも楽しい。

大好きな高倉健は、相変わらずまっすぐな日本男児といった役どころ。
の、割には、今まで観た高倉健作品の中で一番しゃべっているんじゃないかと思った。
日本人が英語のセリフで会話をするって難しそう。
正直、健さんの英語の発音とかはうまくないけれど、外国人俳優と、ちゃんと会話が成り立っている雰囲気があるから不思議。
しかし、この頃の健さんが、一番俳優として素敵じゃないかしら。
これぞ、日本男児といった、世界にしっかりと胸を張っていける俳優だと思った。
西洋人と堂々と胸を張っていこう!
劇中、健さんが踊らされたり、歌を歌わされたりします。
ちょっとびっくりします。笑。
だって、そんなイメージある?
これも、どなたかのレビューであったけれど、国内の監督だったら恐れ多くて健さんにそんなことできなかったけれど、外国の監督だからそんなことができたんじゃないかと書いてあって納得。

ブラックレインのタイトルが深い意味があって、結構びっくりしました。

健さん作品は相変わらず追いかけ続けるけれど、
今ごろになって、松田優作が気になりはじめちゃったわ。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

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