がらくた

双極性障害と、本と映画と、日常と、小説ポエム書いて非日常へと。

さらば自由とアンサー「寂しかった」

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【内容が暗いので、テンション下げたくない人は見ないで下さい】

昨日、あんなことを書いてしまったが、どうやら、昨日たった1日で何度も躁と鬱が入れ替わっていたみたいです。

夕方はなんだか希望に満ちた詩を書いていたくせに、夜の10時ぐらいから、両親に愛されてないと思い、死ぬことを考え、両親に愛されていないと考えていたくせに実家の電話に留守電残したり、精神科の緊急病棟に電話を掛けたり、いのちの電話にかけたり。

 

色々醜くもがいてたどり着いたのは、もう体調が悪いのに、ひとりで暮らすのは限界だな。

 

心細いというよりか、心は細くても残っているのだろうか。

もう、ひりひりに乾いているんじゃないかと思った。

もう、ひとりで暮らすのは限界だから、入院するしかないなと思った。

何度も自殺をしようとしたけれど、結局死ねなかったから、私には死ぬ勇気がないのだと、たぶんどんなに絶望や孤独にまみれても、この先は自殺をしないと思う。

ただ、これ以上、この苦しみには耐えられない。もう、本当にどうにかなってしまうと自分の危険を感じた。

もっと取り返しのつかないことになる前に、入院だなと思った。

 

今朝起きて、涙で顔がパリパリするのを感じながら、とりあえず着替えるだけして、タクシーを呼んで病院へ向かった。

今月は鬱が酷いから、病院へ行くまで何度もタクシーを使った。タクシー代がバカにならない。

前回とは違う先生に会い、事情を話すとあっさり入院する病院への紹介状を書いてもらう。

簡単に紹介状を書いて貰ったので、呆気にとられる。

今日の先生は事務的にてきぱきとやる先生。

悪く言えば感情がない。

でも、知識と説得力はあるので、なんとなく佐藤先生を思い出す。

あの先生も事務的でてきぱきとやり、精神科というナーヴァスな分野なのに、同情とかそういうのを出さない先生だった。

まぁ、私はひねくれているから、情けをかけられると偽善だなと思ってしまうので、それが逆に気持ちいい。

精神科は相性と言うが、こういうことだろう。

 

入院への紹介状を貰ったはいいが、自分で病院へ電話したり手続きをしなければならない。

紹介状を貰ったはいいが、私はその封筒を見つめぼんやりしていた。

確かに、私は入院したほうがいいに決まっているが、いざ入院となると迷ってしまう。

私は精神科病棟に2回入院したことがある。

ご飯は美味しくないし、お風呂も毎日入れない。

すっぴんで寝癖も思うように直せず、パジャマを着て病棟内をウロウロするし、人に見られるのが、いくら他の女子より身だしなみを気にしない私だって嫌だ。

ケータイは充電器で首を吊る人がいるらしく持ち込み禁止。

せめてタブレットでもと思うが、きっとその理由でだめだろう。

散歩に出掛けたくても外出時間は決まっているから、きまぐれに出掛けることもできない。

そう、刑務所に行くのと変わらないのだ。

ひとり暮らしの心細さは解消できるかもしれないが、その分、失う自由のことを考えるとなんだか見合っていない気がした。

ものすごく、わがままなことを言っているのは自分でも恐ろしく分かる。

ただ、この自由さを失うことでしか解決方法はないのかと思った。

 

とそこまで考えていたら、留守電を聞いた父親から電話が。

色々話し、家にまではるばる来てくれることに。

なんとなく、助かった気持ちになる。

しかし、ここに来るまで父親と仕事のことでケンカをしていたので、父親にうまく自分を話せるか緊張してしまい、父親がすぐに来て、過呼吸になる。

しかし、それで父親はよっぽどの緊急事態なのだとさすがに察したようで、色々と話し合った結果、母親は一晩どこかで泊まってもらうことにして、実家に帰ることになった。

最初は父親も入院することを勧めたが、先の私の話を聞いて、入院よりも実家のほうがいいという意見になる。

母親には悪い気がさすがにしたが、私をこの病気にさせたのは母親が原因であって、昨夜のあのどうしようもない絶望を感じた私からすれば、突然一晩ぐらいどこかに泊まりに行ってくれと言うぐらいはいいだろうと思う。

これ読んで、私を鬼とか非情とか思う人がいるかもしれないけれど、どんなに言われても私はこの考えを変えるつもりはない。

 

私の家の近所でご飯を食べ、たった二週間ぶりの実家なのに、なんだか何年も帰っていない故郷への電車の中のような気がした。

母親のいない実家でほっと一息したら、また過呼吸を起こすのではないかと思うくらい、呼吸が苦しくなる。

もう寝てしまおうかと思ったが、誰もいない3階でひとり眠るのが急に寂しくなる。

おかしいな、昨日までひとりで当たり前のように寝ていたじゃないか。

息苦しさの中、この感情がよく分からずに、ソファでぐったりとしていたら、ようやく分かった。

本当に、特にこの5日間は本当に心細かったのだと思う。

それが実家という安心感で、一人暮らしでぴんと緊張していた糸が伸ばしていたゴムパッチンを離したぐらいに、パチンと音を立てて、ゴムパッチンを咥えていた私の顔に当たった。

その当たった痛みで、私は自分が思っていた以上に寂しく、心細かったのだと痛感した。

一人暮らしは当たり前だが、何でも全部自分ひとりでやらなければいけないから、倒れていてはいけないと思っていた。

そうなんです。強いところがあるんですよ、私。

どんなに追い込まれても、本当に倒れない。

倒れたとしても、過呼吸になるくらい。

本当はバタっと倒れて、周りに心配されたり、同情とかされたいんですけどね。

自分でもびっくりするくらい倒れないし、死なない。

だから、周りも私は大したことないんじゃないかと思ってしまうのだけれどね。

 

思いきって、布団を父親が寝ている2階の隣の部屋に並べる。

本当は一緒の布団で寝たいくらいだったが、さすがに私が照れ臭い。

でもそのぐらい寂しかったのだなと思った。

 

さぁて、明日はもしかしたら母親が実家に帰ってくるかもしれなくてね、一人暮らしの家に帰れる体力があるかどうかも問題なのですが、なんだか寂しくてどうにかなっちゃうんじゃないかと思っている。

 

それにしても、今日はよく動いた。

動いたというより、なんだかすごい大冒険をした。

 

そして、こんなブログを書いている自分が……躁転しているな。

ジプレキサ飲んで寝よう。

おやすなさい。