がらくた

双極性障害と、本と映画と、日常と、小説ポエム書いて非日常へと。

補給

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女の子らしいものを補給したくて、そういうときは、オードリーヘップバーンを見るのに限る。

オードリーヘップバーンの生涯を、周りの人や本人にインタビューしたもの、映画作品を振り返る。

 

やはり、所作が美しい。

髪をかきあげるという、なんてことない動作も、見ていてうっとりする。

こういう上品な女性になりたい。

三島由紀夫の小説で、男が惚れる女は汚れた美しい女よりも、美しくはないが上品な女とあった。

オードリーヘップバーンは美しいけれど、私たちみたいな凡人でも、美しくなれる。

だから、オードリーヘップバーンを観て、研究したくなる。

こんなに上品で、妖精みたいで、笑顔が素敵で、無垢な人を見たことがない。

今どき、こんな女優がいるだろうか。

ふと、私の好きな夏目雅子を思い出す。

どことなく雰囲気が似ている。

 

私生活のオードリーは、映画の雰囲気とは違って、結構気が強いんじゃないかと思う。

自分の意思がはっきりしていて、こうと決めたらどんなことがあっても曲げない感じ。

女優は気が強いとやっていけないと聞いたことがあるから、なんとなく納得してしまった。

だから、二度の離婚もしてしまったのではないかと…。

 

晩年、彼女は今でいう劣化というものなのだろうが、でも、若いときの笑顔はちゃんとあって、アフリカの難民の子どもたちと本当に楽しそうに過ごしていると感じた。

それがとても救いと思った。

 

今は頭の中でムーンリバーが流れている。

久しぶりにティファニーで朝食を。を観たい。